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はりま風土記紀行

古の播磨を訪ねて~三木市編 その3

古の播磨を訪ねて~三木市編 その3
御坂神社

高野(たかの)の里・志深(しじみ)の里

 播磨国風土記には「高野の里 祝田(はふだ)の社にいらっしゃる神は、玉帯志比古大稲男(たまたらしひこおほいなを)、玉帯志比売豊稲女(たまたらしひめとよいなめ)です。

 志深の里 三坂にいらっしゃる神は、八戸挂須御諸命(やとかけすみもろのみこと)です。大物主葦原志許(おおものぬしあしはらしこ)の神が、国を作り固められてから、天から三坂の峰に下られました。」とあります。

 今回はお彼岸の中日に三木市を訪問しました。三木市の別所町には「東這田(ひがしほうだ)・西這田」という地区があります。この地区が、播磨国風土記記載の「ハフダ」といわれています。その名残の公共物等はないものかと、色々と散策し、地元の方にも尋ねましたが、バス停と道路の信号機だけしか見つけることができませんでした。残念! 次に、三木市本町2丁目192号の「播州三木 大宮八幡宮」を目指しました。このお社には、摂社・末社が沢山お祀りしてありました。宮司にお聞きして、立派な拝殿の裏側に、ひっそりと「祝田社」がお祀りしてあるのが分かりました。ご祭神は播磨国風土記に出てくる「タマタラシヒコオホイナヲ・タマタラシヒメトヨイナメ」で、毎年105日が例祭日とお教えいただきました。

 次に三木市志染町御坂(みさか)586番地の三木市立志染小学校を目指しました。祝日のため、小学校はひっそりとしていました。校舎をカメラに収めた後、「御坂神社」を訪ねました。このお社は三木市内唯一の式内社です。境内の石碑には、ご祭神として「ヤトカケスミモロノカミ」「オオモノヌシノカミ」「アシハラシコオノカミ」の三柱の神をお祀りしてあると記していますが、『御坂神社御由緒』にも記録してある通り、「オオモノヌシノカミ」と「アシハラシコオノカミ」は同一神ですので、ご祭神は播磨国風土記の記載の「ヤトカケスミモロノミコト」と「オオモノヌシアシハラシコ」の二柱の神でよいのではないかと思いました。

 今回は好天に恵まれた三木市巡りとなりました。帰りに改めて田んぼを見れば、畔は真っ赤な彼岸花の盛りでした。そして、稲刈りの終わった処や今まさにコンバインの稼働中の処、たわわに実った稲穂が垂れている田も沢山残っていて、まさに、錦秋を実感した一日でした。

 つきぬけて 天上の紺 曼珠沙華    誓子

(美囊の郡)

御坂神社の地図はこちら↓
http://map.yahoo.co.jp/maps?p=三木+御坂神社&lat=34.7913819&lon=135.0565860&ei=utf-8&datum=wgs&lnm=御坂神社&v=2&sc=3&uid=e330c5db578c5066df144a9c7df6e3d1ebb5db70&fa=ids